「猫の乳歯、見つけた!」
そんな体験をした飼い主さんは意外と少ないかもしれません。
猫は子猫の時期に乳歯から永久歯へと生え変わりますが、その小さな歯を発見できたら超ラッキー!と言われています。
この記事では、
- 猫の乳歯が超ラッキーと言われる理由
- スピリチュアルな意味は?
- 猫の歯の生え変わりの時期
- 実際に見つけた体験談
- 見つけた乳歯はどうする?
- 動物看護師目線のアドバイス
をわかりやすく解説します。

ぜひ愛猫の可愛い乳歯を見つけたら宝物にしてくださいね❤
猫の乳歯が超ラッキーと言われる理由
猫は歯が抜けたとき、ほとんどの場合、そのまま飲み込んでしまいます。
そのため、乳歯そのものを飼い主さんが見つけられることはとても珍しいのが実情です。
実際、猫と暮らした経験があっても「猫に乳歯があること自体を知らなかった」という飼い主さんもいるほど。
さらに、乳歯が抜けるのは一生に一度きり。
生後数カ月という、その時期にしか見られない、貴重な成長の瞬間です。
滅多に目にすることができないからこそ、より特別で貴重な存在に感じられるのです。
また、日本では猫は昔から縁起の良い動物として親しまれてきました。
招き猫がその代表例で、幸運や福を呼ぶ存在として知られています。
こうした背景から、スピリチュアル的にも「縁起がいい」「良いことの前触れ」と言われることがあるようです。
もちろん医学的な根拠があるわけではありませんが、愛猫の成長を実感できる、特別な瞬間であることは間違いありません。
猫の乳歯はスピリチュアル的にどんな意味がある?
猫の乳歯について調べると、「縁起がいい」「良いことが起こる前触れ」といったスピリチュアルな意味を目にすることがあります。
これは、猫が昔から幸運・厄除け・福を招く存在として扱われてきた背景が大きいと考えられます。
日本の招き猫をはじめ、世界各地でも猫は特別な存在として語られてきました。
その猫が一生に一度だけ落とす乳歯を偶然にも見つけられた――この「偶然性」と「希少性」から、運が良い、特別な出来事と受け取られるようになったのでしょう。
スピリチュアルの世界では、
- 新しい始まり
- 成長や節目
- 運気の切り替わり
といった意味を重ねて解釈されることもあります。
ただし、ここで大切なのは、「何かが起こるから意味がある」のではなく、「意味を見出せる出来事だった」という考え方です。
乳歯が抜けること自体は、子猫が順調に成長している証であり、医学的にはごく自然な変化です。

ラッキーな出来事だったな。
成長を実感できてうれしい。
そう感じられたなら、それだけで十分。
猫の乳歯は、飼い主さんの気持ちを少し明るくしてくれる“きっかけ”として受け止めるのが、ちょうどよい距離感かもしれません。
猫の乳歯をみつけるには?
生え変わる時期と仕組みを知る
生え変わる時期を見逃さない

乳歯が抜け始めるのはだいたい生後3か月頃。

生後6ヶ月頃に行う、不妊・去勢手術の頃にはほとんどの猫の歯はすべて生え変わります。
個体差はありますが、多くの猫はこの時期に歯が抜けたり、歯茎に違和感があり、物をかじりたがります。
甘噛みに悩まされるのもこの時期です。
抜ける順番と抜け方

猫も人と同じように「乳歯」と「永久歯」があります。
生まれたときには歯がなく、生後2〜3週間頃に乳歯(合計26本)が生え始めます。
そして生後3〜6か月頃になると乳歯は抜け落ち、永久歯(合計30本)へと生え変わります。
個体差はありますが、猫の乳歯の抜ける順番は、
- 前歯(切歯)
- 犬歯
- 奥歯(臼歯)
この順番に抜けていきます。
人と同じように、「乳歯が抜けてから永久歯が生えてくる」ことが一般的ですが、乳歯に重なるように永久歯が生えてきてから乳歯が抜けていく猫もいます。
このような生え変わり方をするので、こまめに口の中をチェックしていると、グラグラしている歯があったり、重なって生えている歯があったり、なかなか見ることのできない貴重な光景に出会えるかもしれません。
多くの場合、猫は遊びや食事の最中に乳歯が抜け、そのまま飲み込んでしまうため、飼い主さんが実際に乳歯を発見する機会は非常に少ないようです。
しかも猫は歯が抜けるときに、痛がる様子を見せないことが多く、出血もごく少量のため、飼い主さんが気づきにくいのも無理ありません。
私が実際に乳歯をみつけた方法
わが家では、5ヶ月齢の猫と遊んでいておもちゃにうっすらと血が付いているのを見つけたのが最初のきっかけでした。

もしかして…?
と思い口の中を確認してみると、犬歯が1本抜け落ちており、ほかの犬歯はすべて乳歯と永久歯が重なって生えている状態でした。
すでに生え変わりが始まっていると分かったため、床や遊び場を注意深く探してみたところ、とても小さな犬歯が床に落ちているのを発見することができました。

乳歯は想像以上に小さく、少し気を抜くと簡単に見落としてしまいます。
そのため、この時期はできるだけ注意深く過ごすことが大切だと感じました。
その後は毎日口の中をチェックしていたところ、1〜2日のうちに犬歯はすべて永久歯へと生え替わりました。
この時期、特に気をつけていたのが掃除の方法です。
掃除機で乳歯を吸い込んでしまう可能性があるため、拭き掃除を中心にし、床の隅々まで目で確認するようにしていました。

そのおかげで、無事すべての犬歯を見つけることができました!
なお、前歯は一番最初に生え替わるうえ、とても小さいため、落ちていたとしても気づきにくく、私は見逃してしまいました。
そして数週間後、

なんだか口の臭いが気になるな。
と思い、再び口の中を確認してみると、今度は奥歯がプラプラしており、少量の出血も見られました。
ごはんを食べる際には、舌をいつも以上にしつこく動かしていて、猫自身も違和感がある様子でした。

このように、出血・臭い・いつもと違う行動に気づいたときは、ぜひ一度口の中をチェックしてみてください。
もしかすると、なかなか出会えない貴重な瞬間に立ち会えるかもしれません。
猫の乳歯を見つけたらどうする?
見つけた乳歯は、とても小さく失くしやすいため、まずは踏んだり流したりしないよう、そっと回収しましょう。
その後は、次の手順で清潔にしてから保管するのがおすすめです。
- 煮沸消毒、または消毒液(塩素系)で消毒
- 水気をしっかり拭き取り、十分に乾燥させる
- 小さなケースや袋に入れて保管する
あわせて、見つけた日付をメモし、写真と一緒に残しておくと、愛猫の「成長の記録」として、より特別な思い出になります。
人の赤ちゃん用の乳歯ケースを使ったり、猫のヒゲや乳歯専用のケースに入れて保管するのも素敵です。
また、乳歯を加工してアクセサリーにしてくれるサービスもあり、世界にひとつだけの記念品として残すこともできます。
将来、成長を振り返ったり、大切な思い出として手元に残しておけるよう、飼い主さん自身が「残したい」と思える形で保管しましょう。
ヒゲもラッキーアイテム?
猫の乳歯と同じように、猫のヒゲも「ラッキーアイテム」と言われることがあります。
抜け落ちたヒゲをお財布に入れておくと金運が上がる、という迷信があり、最近では猫専用の「ヒゲケース」を店頭で見かけることも増えてきました。
ヒゲも乳歯と同様、猫自身が自然に落としたものであり、飼い主さんが偶然見つけられたときだけ手に入る、ちょっと特別な存在です。
科学的な根拠があるわけではありませんが、こうした言い伝えや文化を楽しむことは、日常に小さなワクワクを添えてくれるかもしれません。

愛猫の“貴重な落とし物”を、成長の記録や思い出として集めてみるのも、ひとつの楽しみ方ですよね。
動物看護師目線のアドバイス
成長の証を目で確認できる

猫の乳歯が抜けるのは、一生に一度だけの貴重な成長の節目です。
多くの場合は気づかないまま終わってしまいますが、実際に乳歯を目にできたときは、愛猫が順調に成長している証を“目で確認できた”ということでもあります。
ぜひその瞬間を見逃さず、
「もう子猫は卒業かな」「こんなに大きくなったんだな」
と、成長のひと区切りとして受け止めてあげてください。
あとから振り返ったときに、「こんなに小さくて可愛い歯だったんだな」と思い出せるのも、乳歯を見つけられた飼い主さんだけの特権です。
それに気づけたこと自体が、愛猫と丁寧に向き合ってきた証なのだと思います。
健康チェックのきっかけになる

猫はもともと口の中を触られるのが苦手な動物です。
そのため、普段からじっくり口の中を観察するのは難しいかもしれません。
ですが、子猫の頃から口の周りや口の中、耳、手足など、さまざまな場所を触られることに慣れておくことで、診察時や日常のケアがぐっと楽になります。

ぜひ日常的に触るようにしましょう。
乳歯を発見したときは、口の中をチェックする絶好のタイミングです。
- 出血が続いていないか
- 歯茎が赤く腫れていないか
- 永久歯がきれいに生えてきているか
こうしたポイントを確認することで、トラブルを早い段階で見つけることができます。
この時期から少しずつ歯に触れる習慣をつけ、歯磨きケアにつなげることで、健康寿命を延ばす助けにもなります。
乳歯が残ってしまう「遺残歯」に注意

乳歯が自然に抜けず、永久歯と並んで残ってしまう状態を「乳歯遺残(いざん)」「残存歯」と呼びます。
重なって永久歯が生えていてなかなか抜け落ちない場合は、不妊・去勢手術の際に抜歯をすることもあります。
お口の中をこまめにチェックし、乳歯が残っている場合はかかりつけ医にはやめに相談しましょう。
歯が重なって生えていることで汚れがたまりやすく、歯垢や歯石、歯肉炎によるトラブルが起こりやすくなります。
猫ちゃんは年齢を重ねるにつれてお口のトラブルを抱えやすいため、はやめの対応がとても重要です。
病院勤務をするなかで、お口のトラブルで食べ物が食べられなくなってしまう猫ちゃんをたくさん見てきました。

“食欲はあるのに、口が痛くて食べられない”猫ちゃんを見ているのは想像を絶するつらさがあります。
動物病院に相談すべきサイン

- 永久歯と乳歯が並んで生えている状態が続いている
- 歯茎が赤く腫れている
- 口臭が強くなった
- 出血している
- ごはんを食べにくそうにしている
- しきりに口を気にする
- よだれが増えた
いつもと違う行動が見られたら注意深く観察することで、病気や異常を早期に発見することに役立ちます。
気になる異変があった場合ははやめに病院を受診しましょう。
まとめ

猫の乳歯は、生後3〜6か月の間に永久歯へと生え変わります。
しかし多くの場合、抜けた乳歯はそのまま飲み込まれてしまうため、飼い主さんが実際に目にできる機会はとても限られています。
だからこそ、乳歯を見つけられたときは、愛猫が順調に成長している証として、大切に受け止めてほしいと思います。
同時に、口の中をチェックする良いタイミングでもあります。
出血や歯茎の腫れ、永久歯の生え方などを確認し、気になる点があれば早めに動物病院で相談しましょう。
小さな変化に気づくことが、大切な歯を守ることにつながります。
見つけた乳歯は、小さくてもかけがえのない宝物です。
記念に保管しておけば、あとから成長を振り返る、大切な思い出のひとつになるでしょう。
また、この時期から歯磨きトレーニングを始めることで、将来的な歯周病予防にもつながります。
猫の乳歯との出会いは、成長を実感できるだけでなく、これからの健康づくりを考えるきっかけになる、“幸運のサイン”なのかもしれません。
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