【猫がいなくなった!】探し方とすぐにすべき9つの行動

猫の困りごと

愛猫が突然いなくなってしまったら冷静ではいられません。

ちょっとしたきっかけで誰もが経験しうることです。

普段外出しない猫ちゃんが何かのきっかけで外に出てしまったら我に返ったときにきっと不安な気持ちでいっぱいになるでしょう😿

できるだけはやく見つけてあげたいですよね😥

元動物看護師の経験から、実際にあった脱走猫・迷子猫の行動パターンと見つけ方をご紹介します。

まずは落ち着いて行動することが第一です。

はやめはやめに手を打って、無事に愛猫との再会を果たしましょう。

 

愛猫が迷子になってしまったらまずすること

家の中をくまなく探す

意外と多いのが「実は家の中にいた!」ということ。

猫ちゃんは暗くて狭いところを好むので、

「えっ?!こんなところに💦」

と思うところにいつの間にか隠れていたりします。

クローゼットや棚の扉を開けた拍子に猫ちゃんが入ってしまい、気がつかずに閉めてしまったり…。

洗濯機の中や裏、バッグの中、引き出しの中、靴箱の下や、ソファカバーの中など。

普段入らないようなところも先入観をなしにして、くまなく探してみましょう。

意外なところで発見し、こちらが驚いてしまうこともありますよね。

⚠真夏には熱中症の危険性もあるので注意が必要です。

 

ドア・窓の状況を確認する

 家の中をくまなく探しても見つからない場合は、外に出てしまった可能性が高くなります。

窓や網戸、玄関のドア、勝手口など“外と通じている箇所”の状況を確認しましょう。

どこから出たか”が大事な手がかりとなるかもしれません。

 

家族や近隣住民に確認する

 以前あったのが、“家族が動物病院に連れて行っていた”ということ。…情報共有は大事です🫠

そして小さなお子さんがいるご家庭でよくあるのが“ドアを開けっ放しにしていた”…あるあるですよね(泣)

誰がいつ、どんな状況でドアを開けたかを確認していくと

「あ!あのとき!!」

と手がかかりに辿り着くかもしれません。

そしてアパートやマンションの場合は同じ建物内の住人に「猫を見かけなかったか」を聞いてみるのも手がかりに繋がるかもしれません。

 

自宅の周辺を重点的に捜索!

自宅でいなくなってしまった場合は、まずはのまわりを探しましょう。

猫ちゃんは身を隠したがる動物です。

隠れられそうな隙間を重点的に探しましょう。

  • 軒下
  • 車の下
  • 車のタイヤの上(⚠冬であればエンジンルーム)
  • 物置の裏や隙間
  • 室外機の裏、下
  • 植え込みの陰 等
暗くてよく見えない隙間にはライトを当ててみると猫ちゃんの目が反射して光ることがあり、役立ちます。
 

自宅の近くで発見された例

普段全く外に出ないМちゃん♂
自ら網戸を開けて自宅から出てしまったМちゃん、自宅周辺を探しても見つからず。
3日後の朝方、自宅2階から外を見ていると、お隣さんの軒下からこっそり出てくるМちゃん発見!
急いでかけつけるも、また軒下に隠れてしまい、激しく威嚇。
最終的にはバスタオルでくるんで無理矢理捕獲。
お家にもらわれて来たばかりの1歳のKちゃん♂
まだ新しいお家に慣れていないKちゃんがいなくなり、自宅周辺を捜索するも見当たらず。
2日後、自宅の小屋下の隙間にいるところを発見。
まだご家族に慣れていなかったのもあり、病院スタッフが駆けつけてバスタオルで捕獲。
普段おとなしいKちゃんでしたが、パニックになり、怪我人続出しましたが無事捕獲。
これらの例のように、自宅からいなくなった場合、自宅周辺に潜んでいることが多いようです。
普段の生活パターンにより、推奨する捜索範囲が異なるので、普段の猫ちゃんの生活パターン別に確認してみてください。
 

完全室内飼育の猫ちゃん

 普段外に出ない猫ちゃんの場合は、怖くて遠くへは行かずに自宅のすぐ近くにじっと隠れていることが多いです。

隣接しているお家の軒下やガレージにいたり、植え込みに隠れていたり…まずは自宅と隣接するエリアを入念に確認しましょう。

※お外に慣れていない猫ちゃんが道路を横断することは考えにくいので、自宅と隣接しているところを重点的に探してみましょう。
 

普段お外へお散歩やパトロールに行く猫ちゃん

 普段お外に行き慣れてる猫ちゃんの場合はまずは普段の行動エリアを探してみましょう。

自宅に隣接したところから少し範囲を広げてご近所を重点的に探します。

普段一緒にお散歩をしている場合は、お散歩コースとその周辺も探してみましょう。

 

遠くへ行ってしまう場合

 基本猫ちゃんは遠くへ行かずに潜んでいることが多いですが、驚いたり、何かの拍子に遠くへ行ってしまうケースがあります。

  • 普段聞き慣れない大きな音に驚いて走って逃げてしまって戻れなくなる。
  • 興味本位で探索していたら他の猫ちゃんの縄張りに入ってしまい、威嚇されて家とは別の方向に追い出されて戻れなくなる。
  • 誰かの家に保護される。
  • 交通事故などケガをして動物病院へ搬送される。

◯実際にあったAちゃんの逃走劇

病院に診察に来たAちゃん。

診察が終わって車に戻る途中、飼い主さんがケージの扉を開けてしまい、脱走。

病院ということもあってか、Aちゃんは猛ダッシュで逃走し、幹線道路を横断し、いなくなってしまいました。

後日、近所の方が「知らない猫がいる」と捕獲ケージを設置し捕獲。

Aちゃんと判明。

無事お家に帰れました。

このように、自宅以外から逃走してしまった場合はパニックになり、遠くへ行ってしまうことも。

これらの状況に陥ると、どこの範囲を探せば見つけられるのか、見当をつけるのが難しくなります。

探しても見つからない場合は各所にはやめに連絡をいれましょう。(のちに説明します)

 

時間帯を変えてみる

 人や車の往来が激しい昼間は陰で息をひそめて過ごし、暗く、静かな頃合いを見て隠れ場からそーっと出てくるところを発見することがよくあります。

昼間なかなか見つからない場合は時間帯を変えて捜索してみましょう。

 

捜索する際の注意点

 捜索する際は大きな声は出さずに「いつも通り」を心がけましょう。

大好きなおやつの包装のカサカサ音や、食器に入れたドライフードのカラカラ音を鳴らしながらゆっくりやさしく名前を呼びましょう

※暗いところでライトで照らすと猫ちゃんの目は光るのでライトで照らしながら捜索するのがおすすめです。
 

動物愛護センター・警察・近隣の動物病院に連絡する。

 誰かに保護された場合、警察や動物愛護センター、動物病院に連絡を入れてくれている場合があるので、必ず問い合わせましょう。

  • マイクロチップの有無(番号)
  • 猫種
  • 性別
  • 年齢
  • 毛色
  • 毛の長さ(短毛or長毛)
  • 大きさ
  • 性格
  • 特徴(赤い首輪を着けている、耳先がカットされている、足の先が白い等)
  • いつ、どこでどんな状況でいなくなったか
  • 連絡先

交通事故など、ケガをして動物病院に運ばれることはよくあります。

上記の内容を各所に伝えておきましょう。

かかりつけ医だけでなく、受診する可能性のある病院すべてに連絡しましょう。
※お住いの地域によっては動物病院間の迷子情報ネットワークがありますが、無い場合や、情報共有に時間がかかる場合もあるので各病院に一軒一軒連絡するのが確実です。

その際は連絡先を忘れずに伝え、連絡が来た場合はすぐに確認に行きましょう。

▼参考リンク(外部サイト)全国の迷い猫情報サイトも活用しましょう。

 

写真つきのビラは有効!

 写真つきのビラを作成するのも大きな手がかりとなります。

顔のアップ写真+全身の写った写真があると

文字はわかりやすく、

探しています!」「見つけてください

など大きく、伝わりやすく。

※警察署、保健所、区役所、動物病院、スーパー、近所のごみステーションなどに許可を得て貼らせてもらいましょう。

各家庭へのポスティングも有効です。

周辺住民に周知してもらい、たくさんの目で探すことが重要です。

 

SNSで呼びかける。

 今や有力な情報源となるSNS。

X(旧ツイッター)はうまく使うと非常に便利です。

リアルタイムで広範囲での情報が得られるのと、拡散力が強いので大勢の人の目に触れる機会がぐんと増えます。

普段から使い慣れておくといざというとき、多少慌てていても上手く活用することができるのでおすすめです。

 

見つけた!けど捕まらない!

 やっと見つけたーっ😭

喜びも束の間…

捕まえるのも意外と大変です💦

外に出てしまった猫ちゃんは恐怖からか、想像以上に過敏になっています。

家の中のように自ら擦り寄ってくるとは限りません。

威嚇してくることもありますし、捕獲する際、攻撃してくることさえあります。

状況によっては力ずくで捕まえることになります。

⚠“素手でいつも通り抱っこ”とはいかない場合が多いので手袋バスタオルキャリーケースおやつ持参で捕獲に行きましょう。

大好きなおやつやフードで注意を引き、バスタオルをかけて上からしっかりと掴んでキャリーケースに入れます。

※“必ず暴れる”と思って挑みましょう。

◯猫ちゃんが過敏になりすぎて捕まえられない場合、動物病院で捕獲ケージ(大きなネズミ捕りのようなもの)を貸してもらえるので相談してみましょう。
筆者の知っている猫ちゃんは例外なく、捕獲時、“逃げる・暴れる・威嚇する”でした。
バスタオルと手袋は必須です。
捕まえられず、捕獲ケージで捕まえるケースもありました。
※家の中の猫ちゃんとは別人(別猫)のようになることが多いですが、「お家に帰りたくない」とか、「飼い主さんが嫌いになった」とかでは決してありませんのであまり落ち込まないように…🫠
 

まとめ

愛猫がいなくなってしまったら気づいた時点ですぐに行動しましょう。

猫ちゃんは隠れる動物だということを頭において捜索します。

自宅内と自宅敷地内をくまなく捜索し、見つからない場合は隣接しているお宅などあらゆる隙間を中心に捜索し、少しずつ範囲を広げていきましょう。
  • 自宅とその周辺を入念に捜索する
  • 警察署、保健所、動物病院に連絡する(※必ず連絡先を伝えておく)
  • ビラを作成し、各所に掲示してもらう
  • SNSで発信する

落ち着いてひとつひとつ行動していきましょう。

必ず猫ちゃんがご家族のもとに帰れますように。

◎かかりつけの動物病院に相談すると親身になってくれるはずです。普段からかかりつけ医と信頼関係を築いておきましょう。

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