猫を初めて迎えた飼い主さんは、

動物病院ってどういう症状のときに行けばいいの?
この程度で病院に行ったら大げさだと思われるかな?
そんな疑問を抱えて、受診のハードルを高く感じ、不安になることもありますよね。
「下痢をした」「吐いた」
そんなとき、

すぐに病院に行くべき!?
様子を見るべき!?
と判断に迷ってしまい、不安が増してしまうことも。
「なんとなく変な気がする」
そんな気持ちで病院に来られる方もたくさんいます。

不安を抱えたまま悩むより、安心するために病院を頼って大丈夫です。
そこで今回は、元動物看護師の経験から 猫を病院へ連れて行くべきタイミング を分かりやすく解説します。
まずは動物病院を決める
まずはどこの病院に行くかを事前に決めておきましょう。
自宅に近いところからいくつかリストアップして、実際に何軒か行ってみて、かかりつけ医を決めるのがおすすめです。
ペットショップなどで購入する場合は、提携病院の“初回健康診断無料券”がついていることもあるので、通える距離であれば一度行ってみましょう。
今後、長いおつきあいになる病院。
かかりつけ医は1軒でなくても大丈夫!
病気やケガのとき、不安はつきものです。
そんなときに気軽に相談できる、信頼できる病院を見つけておくことはとても重要です。
お家に来たら環境に慣れるまで数日様子を見て、1週間以内に一度病院へ連れて行きましょう。
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まずは健康チェック

お家に迎えたら1週間以内に一度受診して、健康チェックをしてもらいましょう。
獣医師による触診・聴診などでわかることはたくさんあります。
飼い主さんが気がつかない持病の発見に繋ごるかもしれません。
- 心疾患
- 口蓋裂(こうがいれつ)
- 臍(さい)ヘルニア
- 鼠径(そけい)ヘルニア
- 骨格の異常 等
早期発見することで、その後の通院の頻度や日常のお世話の方法など、獣医師からアドバイスをもらえるはずです。
糞便検査

初めて受診する際には、便に異常がなくても、便を持参しましょう。
病院で寄生の有無を確認してもらうことで安心して猫との暮らしをスタートさせることができますよ。
ワクチン

お家に迎えた月齢、接種歴にもよりますが、
▶1回目:生後2ヶ月
▶2回目:生後3ヶ月
▶3回目:1歳
▶その後、1〜3年おきに追加接種
これが基本のワクチン接種スケジュールです。
各病院によりワクチンプログラムは異なるので初めての受診の際に獣医師に相談してみましょう。
避妊・去勢手術→抜糸
生後6ヶ月齢で避妊手術・去勢手術が可能になります。
発情時の鳴き声に悩まされることもなくなるため、猫自身と飼い主さん両方のメリットが大きいため、勤務していた病院では手術を選択される方がほとんどでした。
手術前に
- 入院日数
- 手術・入院費用
- 検査項目&費用
- 抜糸の日程
などを確認しておくと安心です。
その他、心配なこと、不安なことは病院でよく確認しておきましょう。
手術の際の注意事項を確認しておく

避妊・去勢手術の際の注意事項は病院にしっかり確認しておきましょう。
- 絶食絶水の時刻 ←重要!
- 何時に連れて行けばいいか
- 日帰りか入院か
- お迎えの時刻
働いた病院では、手術当日に飼い主さんが絶食絶水をし忘れていたため、手術ができないことが時々ありました。
そして万が一ごはんをあげてしまった場合は正直に申告しましょう。
「大丈夫だろう」と黙っていると大変危険です。
そして必ずバレますのでご注意を🫠
なぜ必ず分かるのかというと、手術前にはエコー検査やレントゲン検査で全身の状態を確認することが多く、胃の中に食べ物があるかは一目瞭然です。
また、食べ物がある状態で麻酔をかけると、高い確率で嘔吐が起こります。
さらに、嘔吐したものが気管に入ってしまうと命に関わる危険があります。

もし食べてしまった場合は、手術を延期するだけで済みます。
必ず正直に伝えてくださいね。
その他の通院めやす
繰り返す下痢

下痢はよくある症状です。
1日に何度も軟便〜下痢をする場合は受診しましょう。
そして他に症状がないか、よく観察します。
診察の際は便を持参しましょう。
頻回嘔吐

猫はよく嘔吐する動物です。
合わせて排便があるかどうかも確認します。
ビニールやひも類、無くなっているおもちゃなどがないかよく確認しましょう。
万が一誤食が疑われる場合は同じ物を持参しましょう。
その場合は一刻を争うのですぐに受診しましょう。
▶受診の際に伝えること
- いつから吐いているか
- 1日何回吐いたか
- どんなものを吐くのか(泡状、色、消化の有無など)
- 食欲はあるか(普段と比較してどれくらいか)
- 元気はあるか
- 誤食の可能性は?→現物持参
以上のことを伝えて診察を受けましょう。
食欲不振

子猫の場合は食べない時間が長いと低血糖で倒れてしまうことがあります。
命に関わることもあるため、ごはんを食べない場合はすぐに受診しましょう。
成猫の場合は丸1日何も食べないようであれば受診することをおすすめします。
太っている猫は食べない時間が長いと肝臓へダメージがあります。
「太っているから大丈夫」と様子見をせず、はやめに受診しましょう。
老猫は食欲にムラが出やすいですが、脱水にもなりやすいため、はやめに受診しましょう。
ケガ

猫は犬ほどケガはしないですが、歩き方、運動量を観察し、異常を感じる場合は診察してもらいましょう。
歩き方などが気になる場合は動画を撮って行くと寝室の際、役立ちます。
そして意外と多いのが爪の伸び過ぎによる外傷です。
歩き方がおかしくなったり、しきりに爪をなめる様子などは爪が伸びすぎたことによって傷をおっている可能性があります。
病院でしっかり診てもらいましょう。
くしゃみ・鼻水・目ヤニ

猫に多いのが風邪の症状です。
鼻水のせいで嗅覚が奪われると猫はごはんを食べなくなることが多いです。
放って置くと食欲不振、元気消失に繋がることもあるため、はやめに受診しましょう。
子猫などで重度の涙目・目ヤニを放って置くとまぶた同士が完全にくっついてしまうことがあります。
その場合、程度によっては手術または目の障害が残る場合がありますのであなどれません。
獣医師の指示に従って、しっかりケアしてあげましょう。
【注意⚠】トイレに何度も行く

猫は膀胱炎になりやすい動物です。
来客のたびにストレスによる膀胱炎になる猫もいます。
膀胱炎と似た症状で危険なのがオス猫の「尿道閉塞」です。
排尿したくても尿道が塞がっているため排尿ができない状態で、命に関わります。
トイレに何度も行く場合は排尿の有無は必ず確認しましょう!
通常通りの排尿ができている場合、便秘の可能性もあります。
便秘は食欲不振に繋がるため、受診しましょう。
膀胱炎はとても多い病気のため、
「また膀胱炎かな」「少し様子を見よう」
と判断される飼い主さんは少なくありません。
以前に処方されたお薬が家に残っていて、自己判断で飲ませてしまうケースもありました。
しかし注意が必要なのは、膀胱炎と似た症状でも、実際は尿道が完全には閉塞していない「不完全閉塞」の場合です。
この場合、少量の尿が出るため「頻尿」に見え、膀胱炎だと勘違いされやすくなります。
判断が遅れて、来院時には命の危険がある状態になってしまうこともあります。
家では見分けがつかないため、「トイレに何度も行く」という時点で、自己判断せず病院に相談することが大切です。
まとめ
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